誰かの影を見た気がした夜

曲がり角で、
誰かの影を見た気がした。

男は立ち止まり、
その影の余韻を胸に留めた。

灯炉に火を灯すと、
湯気が影の気配を揺らし、
猫がそっと寄り添った。

男はコーヒーを一口味わい、 そして呟く。

「友よ、影にも心は揺れる」

トゥイーブ。


余白の方へ。