言えなかった言葉が胸に残る夜

その夜、
言えなかった言葉が胸に重く残った。

男はその重さを、
静かに抱きしめるように受け止めていた。

男は卓上灯炉に火を灯し、
クッカーから出る湯気がその重さをやわらげる。
猫はそばに座り、その沈黙を見守っていた。

男は淹れたてのコーヒーを一口味わい、
そして小さく呟く。

「友よ、言えなかった言葉も、心の一部だ」

トゥイーブ。

余白の方へ。