ひとりで食べる夜食がやけに美味しい夜

その夜、  
ひとりの食卓がやけに温かかった。

男はその温かさが、
誰かと過ごした時間の名残だと気づいていた。

男は卓上灯炉に火を灯し、
クッカーから出る湯気が夜食の匂いと混ざる。
猫は足元で待ち、その時間を共有していた。

男は淹れたてのコーヒーを一口味わい、 そして小さく呟く。

「友よ、ひとりの夜も悪くない」


トゥイーブ。

余白の方へ。