旅先で買った小物を見つけた瞬間

その瞬間、 旅の空気が胸に広がった。

男はその空気の温度が、 今も自分を支えていることに気づいた。

男は卓上灯炉に火を灯し、 クッカーから出る湯気が旅の記憶を照らす。
猫は小物をじっと見つめ、その匂いを確かめていた。

男は淹れたてのコーヒーを一口味わい、 そして小さく呟く。

「友よ、旅は手の中にも残る」


トゥイーブ。

余白の方へ。