朝日が差し込む瞬間

その瞬間、
部屋の隅に、光がそっと触れた。

夜の冷たさがゆっくりと溶けていき、
新しい一日が、静かに息をし始める。

男は卓上灯炉に火を灯す。
ぱち、と火が応え、
湯気が立ちのぼり、
差し込む光を受けて、やわらかく揺れる。

猫は窓辺で目を細め、
その光を、まるで旧友のように迎えている。

世界が、静かに動き出す。

男は湯気の向こうを見つめながら、
誰にともなく呟く。

「友よ、光が差す瞬間に、今日の始まりが宿る」

トゥイーブ。

余白の方へ。