洗濯物の匂い

その午後、部屋には
干したばかりの洗濯物の匂いが漂っていた。

外の風が少しだけ冷たく、
その冷たさが布の柔らかさを際立たせている。

男は卓上灯炉に火を灯し、
湯気の向こうに揺れる洗濯物を眺める。

猫はその下で丸くなり、
ときどき鼻をひくつかせている。

男はコーヒーを一口飲み、
静かに呟く。

「友よ、こういう匂いは、
今日が穏やかだという証だ」

トゥイーブ。

余白の方へ。